大晦日

 今年最後の日となりました。コロナ禍の年ではありましたが、わが家は取り合えず無事に一年を過ごすことができました。田んぼはトビイロウンカの被害で農協への出荷はゼロでしたが、共済金が少しおりたので助かりました。

 

 俳句は今年の初めに第三十回山口県現代俳句大会で、最高賞の現代俳句協会長賞を戴きましたが、おーいお茶新俳句大賞とNHK俳句大会は入賞一句のみで惨敗でした。そのほかの大会は中止となったので、投稿できませんでした。山口新聞の俳句欄ではこの十二月に一席をいただき、何とか有終の美を飾ることが出来ました。

 

 大晦日の今朝は、外は薄っすらと雪化粧していました。今年は11月までは結構暖かい日が続いたので、雪の朝は久しぶりです。寒いけれど朝日に輝く雪景色もたまにはいいものです。

 

 コロナで孫たちも帰ってこないので、こんな寒い日はマイオーディオルームで音楽鑑賞です。私の場合は音楽鑑賞というよりも、アンプやスピーカーをいじくったり置き場所を変えたりして、音の違いを観察するのが好きなわけです。シルバーに輝くアンプやシックなスピーカーの面をみると心が落ち着きます。

 

 曲は今は女性ヴォーカリストの柴田 淳に凝っています。顔も美形ですが、透明でかつ少し寂しげな声が気に入っています。CDもかなり集めました。

 

 マイオーディオルームについていろいろと書きましたが、機材やCDはすべてオークションやハードオフで手に入れた中古品です。一番でかいスピーカーなんかハードオフで5千円でした。アンプは40年近く前のものです。いつ壊れるかわからないという状況の中でオーディオライフを楽しんでいます。

 

 いろいろあった一年でしたが、無事大晦日を迎えることができました。来年もまだまだコロナ騒ぎは収まりそうにありませんが、何とか生き抜いていこうと思っています。皆様良いお年をお迎えください。

 

   この星に居場所のありて春耕す (現代俳句協会長賞)

                           むくろ

   寒林にひかりの骸捜し入る (山口新聞12月俳句欄一席)